それぞれのグループについて、「いつ頃が好きだった?」という話になることがあります。
初めて聴いて、好きになることが多いようで、「あの頃が良かった」ということになります。
例えばそれは、曲だったり、アルバムのタイトルだったり。
しかし、グループにはメンバー交代ということが、しばしば訪れます。
もっとも顕著な例ではボーカルの交代でしょう。
様々な理由によるでしょうが、メンバー交代によって、バンドのカラーが一転してしまい、好きだったものが、そうではなくなったり、逆のケースもあります。
そういう前置きがあっての、今回はヴァン・ヘイレンです。
アルバム「1984」と「5150」を境にボーカルが交代しています。
そして、ヴァン・ヘイレンと言うと、「1984」、とりわけ「Jump」のイメージが強いからか、「5150」からのサミー・ヘイガーに対する認知度や評価は今イチのような気がします。
(わたし個人としては「1984」よりも「5150」の方が好きなのですが)
というわけで、今回はメジャーな方のヴァン・ヘイレンということで、「Jump」を取り上げます。
彼らのまさに代表曲です。
アルバム「1984」は、実は1983年にリリースされています。
こどもの天使が火の点いたタバコを持っている、非常にインパクトのあるジャケットでした。
ボーカルはもちろん、デイヴィッド・リー・ロスです。
私は当初、アルバムは買うことなく、「Jump」のシングル盤だけを買って、聴いていました。
1984年はまさにこの曲が洪水のように流れていて、けど、早いものでもう30年以上経つんですね。
1984年の秋頃だったと思いますが、ある音楽雑誌に「彼らが来日しないと、1984は終わらない」という、記事を掲載していましたが、当時から既にヴァン・ヘイレンの高額ギャラは有名で、今のようにドーム等の大規模なコンサートもなく、そのせいばかりではないでしょうが、彼らの来日は実現しませんでした。
曲に関しては、今さら申すまでもなく、皆さんご存知のはずですから割愛します。
とにかく、元気が出る、カンフル剤のような曲です。
アルバム「1984」に収録されている順番通り、「Jump」から「Panama」へと続けて聴くとより効果的です。
その後、デイヴィッド・リー・ロスはヴァン・ヘイレンに復帰しています。
YouTubeより: