「DO YOU WANNA DANCE」 角松敏生

80年代を代表するバブルな感じの音となると、私は角松敏生を挙げたいと思います。

チョッパー奏法のベース、電子パーカション、スクラッチ、
ロングプレイバージョン(12インチシングル)等、それらの巧みな組み合わせ。

特に、12インチシングルと言うのは、CDへのまさに過渡期で、このタイミングを逸していたら、おそらく存在しなかったスタイルかもしれないとさえ思っています。

今日取り上げる「DO YOU WANNA DANCE」は、1983年10月に彼の最初の12インチシングルでリリースされています。
そしてその後、「T’s 12 INCHES」というアルバムに収録されています。
このアルバムは、ロングプレイバージョンとして作り直された曲を集めたものでした。
文字通り、12インチ(LPレコードのサイズ)のアナログレコードとしても発売されていますが、私はCD版のアルバムのみ買いました。

今更ながら都会に憧れる地方暮らしの若者の琴線に触れる曲の数々です。
都会の黄昏から夜の様子を想像しながら。
しかも、アレンジが凝っていて、格好良くって楽しめます。

このアルバムの中からこの曲を選んだ理由は、歌詞の中にある「時よあの頃に戻れ」という言葉を思い出したからです。
曲を聴き、改めて歌詞を読み返してみて、この曲に出てくる「あの頃」とは、果たしていつ頃だったのだろうか??、と思っています。
83年のリリースを思うと、70年代の終り頃ということでしょうか??

YouTubeより: