「時の流れに身をまかせ」 テレサ・テン

「ハード・オフ」で、中古のブルーレイドライブ付きのビデオレコーダーを買いました。
ジャンク品ながら、ブルーレイ、DVDともに再生できた、とのメモが付いていて、実際に何ら問題なく使えています。
実はこのレコーダー、同じものがリビングにも1台あります。
ネットワークでの連携の点で、東芝のシリーズを随分と、アナログチューナーの頃から好んで使っています。
家の中では、稼働させていないものも含め、10台くらいレコーダーがあります。

その今回中古で購入してきたレコーダーをセッティングしたところ、HDDの残量が少ない。
よく確認してみたら、前のユーザーが録画したものが残ったままで、売られていたためでした。
ついでに言うと、番組ごとにフォルダーを分けて分類されていて、「几帳面な人だったんだなあ~」と思う一方で、これらを消さずに売りに出す雑さ。
使っていた人と売りに出した人が違っていたのかな?
遺品整理??、まあ気にせず使うことにします。
安くて良かった。

さて、一気にHDDの中身を消しても良さそうですが、ざっとタイトルを確認したところ、「テレサ・テン 没後20年」特番のものがありました。
2015年に放送されたものが2019年に再放送され、その録画でした。
見てしまいました。

テレサ・テンのデビュー曲は「今夜かしら明日かしら」(1974年3月)で、2曲目の「空港」も当時聴いて知っています。
ただ、それからしばらく彼女の曲は日本では下火になったのですが、日本での再デビュー後「つぐない」(1984年1月)で見事な復活を果たします。
続けての「愛人」(1985年2月)、「時の流れに身をまかせ」(1986年2月)で、日本においてのピークを迎えます。
個人的には、さらに後の「別れの予感」(1987年6月)が好きです。
イントロ部分が良いです。

不倫や悲恋を扱った曲で、当時はこの手の曲が多少はありましたが、今ではコンプライアンス的に支持を得るのは難しそうな気がします。
ドラマでは「金曜日の妻たちへ」のシリーズ1が1983年に始まり、84年、85年とシリーズを重ねている頃でした。

それから後の数年も、スナックなどのカラオケでこれらの曲は結構聴きました。
最近では、昨年夏の中学校時の「プチ同窓会」の2次会で聴きました。
在学当時は話したこともなかったと思う女性に、「つぐない」「愛人」「別れの予感」と3曲歌ってもらいました。
歌い慣れている感じでうまかったです。(笑)

そこで今回どの曲を取りあげるか迷いましたが、中でも多少前向きな曲として、「時の流れに身をまかせ」を選びました。

YouTubeより:

ただこの曲は、彼女が恋人と別れた後に作られたようで、今回のレコーダーの録画を見て事情が分かりました。
そのあたりの、別れる前の思いが込められているようで、一途な故にまた悲しかったりもします。